愛しの梅吉

梅吉が死んで一年。

あたしが一種類にだけ効く薬にしておけば、梅、死んでなかったかもしんない。

近所の「地域猫」とかいってる、猫の餌やりババアの態度もムカついたし、きれいごとばかりいってる「えせレスキュー」のババアにもへどが出た。

年金暮らしのババアたちが、下半身不随の「半野良猫」を引き取るはずない。「死ぬのを看るのは怖い」って?「野良猫」の最後なんてこんなもんだろ。

「かわいい」っていうんだったら、最期まで看取れよ。

小学生の子が「(自分に)何かできることはありませんか?」と「行き倒れの猫という現実」に向き合ってる時に「自分たちは関係ない」って顔をするな。認知症予備軍だろうけどさ。

梅吉。

ねねちゃん、さみしい。