飛行機に乗って戻ってくると、必ずあたしは耳に炎症がおきた。
耳鼻科で言われることは決まっていて、綿棒を使ってはいないか、耳かきをしていないか、耳の毛を抜いていないかだった。「耳の中は刺激をしてはいけない」というのが子供の頃からお医者に言われてきたことだった。
なので、トリミングで犬の耳の毛を抜くという行為がどうも納得がいかなかったのだ。藍リンは大人しくさせてたけど、必ず耳が傷になってた。
ドイツ製 人間用耳鏡。
あたし、これでシュナーズの耳をチェックしてたの。だから今年になるまで耳の異常なんてなかったのだよ。キルルンが子供の時に一回だけ外耳炎になったのと
フランをうちに引き取った時以来。
が、仔犬ちゃんたちの食事に合わせて「脂肪」の多い食事になったからなのか、この異常気象のせいなのか、みんな一斉に耳を掻き始めたの。二か月前の話よ。
で、病院で耳の毛を抜いてもらって洗浄してもらった。薬が届かないから。
本来なら、耳の毛に沿って放射線状に耳垢は中から外に排出される。が、耳の毛を抜いてしまった場合、ごみは出ることができない。
食事などの弊害から脂肪が多くなり、分泌物が増加し、マラセチアなどの病気が発症した場合は、耳の中を掃除しなくてはならない。今回のうちのケースはたぶんこれ。
それ以外はハサミで切ってでいいような気がする。
Sarahちゃんはヒートの時に耳を掻く。子宮は腎が司ってるので、耳に影響がでる。
逆に普段の生活で「耳を刺激し続ける」と「腎」に影響が出る。耳掃除の有名な洗浄液、プロピレングリコールが入ってる。何でもないのに毎週掃除してる方もいるけど、絶対腎不全になると思う。
かといって病気にかかってしまったものは一気に叩き潰さないと長引いてしまう。
過ぎたるは猶及ばざるが如しなんだけど、塩梅が難しいのだな。
あたしははちみつとパンフェノンとヨーグルトときのこ類で免疫をあげてあげよう。