風姿花伝

金閣寺を建てちゃった足利の義満君が、可愛がってた絶世の美少年に藤若ちゃんってのがいたのね。

まっ、世間じゃ「世阿弥」とかいうんだけど。

杉本苑子『華の碑文ー世阿弥元清』中公文庫 あたりが有名か。

うちの「藤」は今年枯れちゃったんだけどね。

「藤」の花って、えらく艶っぽいっていうか、エロティック。

お花、ひとつ、ひとつが「袴」を穿いていてね、お花を咲かす時に、その「袴」を脱ぐの。

まっ、そんな事を妄想して「藤」を観ている人もいないでしょうけど・・・

しょうもないわね(笑)

そして、香りも素敵なんざんす。ほんと『風姿花伝』の世界。

「藤若」というのは、当時「鬼夜叉」と呼ばれていた世阿弥の舞を観た、連歌の大御所の二条良基君が授けた名前。

通称は「三郎」うちのSlashの幼名は「三郎太」・・・そうか「藤若」か、きゃっいいかも。

2015年4月19日の「三郎太」ちゃん。「藤若」ちゃんと暫く呼ぶことにする(笑)

「時分の花」ざんすね。

で、世阿弥著の『風姿花伝』「まことの花、時分の花」って出てくるんだけど、とっても参考になる。

何冊か「世阿弥」って著書があるんだけど、晩年に行くにしたがって、「わかるやつにだけわかればいい、わからないやつがバカだ」みたいになってっちゃうのよね(笑) 芸術家に陥りがちなパターン、芸術家あるある。

そうすると、観客って限られちゃうんだよね。観客あっての「能」なのに、観客無視になっていっちゃう。

そういうトリマーさんも最近多い。おいおい「客(飼い主)」あっての仕事じゃないの?そんなにおえらいの?

まっ「トリマー」と「世阿弥」と並べてどうなのよっていうのもありますが。

世間じゃ、飼い主が「トリミング」する事を「ママミング」というらしい。

素人が、素人丸出しでやる感じ?まっ素人ですし。自分たちで揶揄していますわね。

だけど「日常」の事だから、快適に過ごせればいいわけだし。ここも小さいプライドがくすぶる訳でございますよ。アホですね、あたしゃ。

で、キル―ピー。

港郵便局前であたしを見つけてキル―ピーが、喜んで飛んだのよ。

勢いあまって、転んだ・・・・

で、洗った・・・・

で、カットした・・・

で、ママミングなんてこんなもん

矢印方向切れていません・・・矢印の後ろ側、思い切り動かれて、毛がない。

丸くならんわな。

いつもの鋏でやればよかった・・・色気だしたのが、まずかった。

「まことの花、時分の花」目指して、日々精進したいと思います。

「秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず」・・・昔に学んだことのみで生きているあたくしでございます。

コメント

  1. みぃ より:

    ママミング(笑)
    短く切れてれば問題なし子ですよねー

    清潔であれば、それでよし!

    出来栄えを気にしてるのは人間だけ
    ワンコは出来栄えなんて気にしてないにゃー

    ランちゃんのお知りもママミングなのかぁ
    おしり周り常にボコボコカットだけど、気にしにゃーい
    (少しは気にしろよーって話も。。。)

    • Kassis より:

      みぃちゃん
      みちこちゃん最強~!さすがmadamかよこの娘御さまだわ。
      あたいも考え方に流されず、地面にしっかり足をつけて行くわ。
      みぃちゃんは有言実行だからなぁ~あたいはダメダメ人間まっしぐら(笑)

      らんちゃんはいつもきれいにしているじゃん。
      あの毛量をあんなにきれいにしてるのってすごい・・・

      しかし、ほんとう毛増えたよね~びっくり。
      あれ、ブラッシングするだけで、気が遠くなりそう。

      雨、降ってなきゃ、赤レンガのビールフェスタ誘うんだけどねぇ・・・・
      また、雨だよ。とほほ