アポロンは芸術とともに疾病を愛する

犬を繁殖する人たちにおける、

既婚者、未婚者の比率って何%なんだろう。

また、既婚者、未婚者の子供の有無って何%?

私はとても興味がある。

私がそういう仕事をしているからというのももちろんあるけど。

自分の健康、自分の性格、自分の病気、遺伝するかもって気にならないのかな。

ミニチュアシュナウザーを作出するのに、ベースになったといわれてる、スタンダートシュナウザー。その他何種類かの犬種。

その先発的(遺伝的)、後発的なものを探っていっても、現在のミニチュアシュナウザーのおける「好発品種」と呼ばれる「疾患」に影響を与える「疾患」は、「家族性高脂血症」と「網膜萎縮」などしか見当たらない。

犬は感情も痛みもある動物。

私はそう思う。

『若くて、きびきびして、活動的に獲物を捕る(Ratter)』

時代背景によって目的が変わる。

目的が変化することによって、犬に対しての考え方が変わる。

繁殖者の目的によって、犬の幸福度が変わる。

飼い主によって犬の幸福も変化する。

繁殖者、飼育者、飼い主が正しく「疾病」を理解しなくては、犬の精神的、心理的、身体的、遺伝的「健全、健康」は保たれない。繁殖者、飼育者、飼い主が「現実を知る」ことを望むかは別として。

「疾病」に対してもっと「貪欲」に対応していかなかったら、アポロンの子供たち(疾病)をまき散らすことになるだろう。

いつからか繁殖の意義が変化した。

「美」を産みだすものには必ず「闇」がある。

参照文献

参考文献

アダム・スミス『国富諭』岩波文庫