林檎は知識の実

二重螺旋の厄介な奴の話を書こうと思うと、結果的に「喧嘩を売ったこと」になってしまう。

仮説を立てて、専門家に意見を請うて、導きだした結果。必ずしも「幸福な結果」だけではないんだな。

「喧嘩を売りたい」のではなく「対処法」を伝えたいだけ。

だけど、聞かなかったら、告げらえなかったら、傷つくことも、苦しむこともない。

だけど、聞いてしまったら、告げられてしまったら、もがき、苦しみ、後悔の念に苛まれることが想像できる。

で、歴代の権力者はどうしたか。そうだ、その事実を告げた奴を「無くしてしまえばいい」

アレクサンドリア図書館。

「古代最大で最高の図書館」「最古の学術の殿堂」はカエサルによって図書館主要部を焼き討ち。その後、異教の施設とみなしたキリスト教勢力により破壊。

世界三大図書館のセルシウス図書館も火事。

焚書坑儒もあったしね。

知識っていったい何なのだろう。

林檎を食べなければ、ずっと楽園に居られたのか?

私にはわからない。