神農祭

雨の中行って参りました、第65回神農祭。

JR御茶ノ水駅から歩いて数分。湯島聖堂内に神農廟は設けられています。

神農は古代中国の伝説上の帝王である三皇(伏義・神農・女禍)の一人。

医薬の始祖。また、初めて農具(鍬、鍬)を作り農耕を人民に教えたと言い伝えられている。

この神農廟が開かれるのは一年でたった一回。この日のみ。

場所が御茶ノ水というのも縁なのかしら。お茶も薬だもんね。お茶を入れるのにとても良いお水が出るということで、「御茶ノ水」という地名が付いたと聞いたことがある。

神田明神の神馬御幸号、通称あかりちゃんの姿も。

真ん中に安置されているのが神農様。

何故か、神官は神社の神職で祭事を執り行う。なんか不思議。

神官は神田神社の神職の方でした。地元だからかな。

大阪は少彦名大神と一緒に祀ってあるから神職でも理解できるけど。

ここに来る理由。

大事なのは、自分自身が奢らず、振り返ること。

神農様が実際に存在したのかどうかなんてナンセンス。

そもそも「神」って「人」が「神は存在する」って認めた時点で初めて存在する。

私がこの場所に来るのは、自分自身に奢らない為。

自分の身体を使って毒を確かめ、苦しんでいる人たちの為に医薬を

作った神農様。

ここに安置されている神農様は何かを考えていらっしゃるようにみえる。

・・・そのお姿に私は毎年会いに行く。

薬膳、日々の食の事。薬膳は家庭内の医学。

また、一年、奢らずに頑張ろう。