母にしてあげれなかったことをしてるだけ

お昼に入院してリハビリをしてるご近所さんから電話がきた。

先週、脊髄のセメント手術を受けてからの転院。

午前中に1時間。リハビリ。

午後に2時間。リハビリ。

あたしへの相談ごとは「ご飯が食べられない」

よくよくうかがうと、お粥は食べられる。スクランブルエッグにケチャップも食べられる。

甘い味付けのおかずがどうしても食べられない。

ミネラル不足になると味がわからなくなる。

かえって、味をつけないでくれたら食べらえるのにな。

1週間で15分の面会が2回だけ。

赤の他人のあたしが様子見にもいけず。

ご飯の相談を病院へすることもできず。

「私のわがままなんだ、リハビリがんばる」

切ないじゃんか。

といったって、点滴もせず、食事だけではガソリンが足りんじゃろ。

あたしのお節介指数爆上がり。

ササミを毎日食べていて、リンが多くなって、身体を壊した。5月に心臓も肝臓も弱っちゃって入院。

退院したかと思ったら、その後、脊髄損傷(圧迫骨折だね)で入院、手術、転院。

退院したら、事業所を通してもらえれば、友達が食事の介助もいける。

普段は、あたしが直接指導に入ってあげるから心配しないでねと伝えて電話を切った。

お母さんの遺言なんだ。

「お母さんが癌になったのには、なにか意味がある。それを解いて誰かの助けになってあげてほしい」

お母さんにはしてあげらえないけど、誰かの助けに少しはなるかな。

あたしの自己満足に過ぎないけど。

はやく、痛みが取れますように。