それでも、世界はうつくしい

身体の調子がすこぶる悪い。

咳もまた出始めた。

もともと体調の悪いところに、熱があったのか、フラッシュバック。

事故で亡くなった子のことを思い出して過呼吸が始まってしまった。

不安だったり、絶望だったり、恐れだったり、虚無感しかなかったり。

それでも、未来はあるんだと、私は信じたい。

この世界も、私たちの世代で潰すのではなく、未来へ繋げていかなくてはならない。

自分たちのしてきたことが、未来への鍵になるのだから。

不安は取り払えばいい。

絶望は断たれた望みをどこかで繋げればいい。

恐れは何からくる恐れなのか自問自答すればいい。

虚無感は時が解決してくれる。

忘れ去るのではなく、しっかり受け止めて、まっすぐ進んいけばいい。

原因がわからなければ、同じ過ちを犯すだろう。

「負の遺産」を未来への置き土産にしてはならない。

私の歩いた後に道が出来るなら、次に歩く人が助かるだろうから。

光の無い世界でも、

それでも、世界はうつくしい。