先週、チリに出張の弟が帰国した。
空港のロビーで犬が寝とる。
「帰国する」「着いた」と連絡があってから音沙汰無し。
また、高山病で苦しんでるのかなぁ・・・と思ってたら、案の定。今回はイブが効いたらしい。
「例えるなら、天竺への道だな」と弟。
道路あるけど、その昔、玄奘三蔵が進んだ天竺への道のりに近い。
「月牙泉(げつがせん)」のある鳴沙山の砂漠をひたすら天竺へ。
沙漠だ。
チリのアタカマ沙漠はその昔「死への道」と恐れられた。
クチャのタクラマカン沙漠は「死」「無限」の意味。
風が止んだら、音も無い、果てしない「空」のみが広がる「無限」の世界。
往年の名作、光瀬龍の「百億の昼と千億の夜」の世界だ。
うちの弟くん。
三回の海外出張の予定が、今年はあと9月と11月にも行くことになったらしい。
世界は限りなく広い。