秋の彼岸だからお墓参り。
毎月、おかんの月命日にはしつこく、墓参りしてるけどさ。
彼岸だろうが、お盆だろうが、命日だろうが、誰も来ねえな。
どうにもならんのしか、残ってないしな。
まっ、法事も来やしないから、全部一人でやってるけど。
9月21日は、最愛の藍リンがあたしの「藍」になった日。
藍を忘れた日なんて一日もない。
親戚が藍を「保健所に連れていけ」ってほざいたことも忘れない。
叔父貴と約束通り、叔父の葬式も叔母の法事も叔父の法事もずっとやってるよ。
藍も最後まで看取ったよ。
でも、死んじまった人間は、約束を守っていることも、そんなあたしの姿を見ることも、まして、感謝することもありゃしない。
どいつも、こいつもそう。
約束を守る人間は馬鹿。
嫌ならやらなきゃいいじゃん。
好きでやってるんでしょ。
愚痴いっても始まらんな。
やれることしか出来ないしな。
ま、そんなもんだ。