和食は引き算 洋食は足し算

現代はいわゆる「洋食」の方が人気高いんだろうね。

あたしは旨い塩さえあればもう何もいらない・・・っていうのが正直な感想。

素材の旨味を凝縮させるのが「塩」だからね。

「鹹味」っていうけどね。

「洋食」っていうのは足し算だから、クリームだったりソースだったり、素材を「着飾ってあげる」って印象なんだよね。

ぬか漬けでも梅干しでも、旨味を出すのは「塩」

素材の「えぐみ」を取って、尖がってるものには「丸み」を、味が足りないものには「凝縮」して味の「深み」を。

ぬか漬けを掻きまわしながら思ったさ。

今年の目標は「極限まで削る」

漬物だけでなく、全てに通じるね。

日本人にしか出来ない「表現美」ってのがあるわけよ。

ぬか床を掻きまわしてて「禅の美学」に行き当たると思わんかったぜ。