夏虫疑氷

「荘子」が好き。

荘子の秋水(シュウスイ)篇の夏虫疑氷という四字熟語が思い出されて。

「夏の虫に氷のことをはなしてもむだなのは、夏の季節しか生きたことのない虫は、冬に氷というものがあるのを知るわけないから」

見聞の狭い人が広い世界を理解せず、自分の知らないことを信じようとしないことをいう。

井蛙之見(井の中の蛙大海を知らず)の後のに続く文章が夏虫疑氷になる。

数日前。

私のお師匠さまと私が虚仮にされる事件がございまして。

習い事の世界には、年齢関係なく、先に入ったものが、姉弟子、兄弟子になるわけです。

ものの道理としては、そうでございましょうけど、さすがにブチ切れた。

私を庇ったであろうお師匠さままで、流れ弾が着弾。

私には私の世界がある。

お師匠さまにもお師匠さまの世界がある。

ガキに虚仮にされる筋合いはない。

ほんと、クソガキ。逝ってよし。