あさイチで散歩仲間のHさんから電話がきた。
人づてにあたしの容態を知ったらしい。
「お見舞いを持って行ってあげたくたっておうち知らないし」
3日会わないだけで近所の散歩仲間から
「川崎に帰っちゃったのかと思った」と言われるくらいだから、一週間見ないと
「まさか、具合が悪いんじゃ？」となる。
あたしが大学の時に美学美術史の教授に頂いたおメダイ。実はおメダイを集めるのが趣味なあたし。
中にはマリア様なのか聖人なのか、どこの教会かわからないからちょっと不明。
仏教のお守りではないですが、おメダイにもいろいろ聖人がいらっしゃいます。
「汝がために祈る母の いつまで世にあらん
とわに悔ゆる日の来ぬ間に 疾く神に帰れ
春は軒の雨、秋は庭の露
母は涙 乾く間なく 祈ると知らずや」
讃美歌５１０番 ４番
あたし、この讃美歌が大好きで。特に「春は軒の雨 秋は庭の露 母は涙 乾く間なく 祈ると知らずや」のリフレインが大好きで。母が死んだときも、藍が死んだときも、ずっと歌ってた。
「あなたの為に祈る母が、いつまでも生きているとお思いですか？永遠に後悔をする前に、はやく信仰のもとに戻っていらっしゃい。春の日には軒の雨のように 秋の日には庭の露のように 母の涙が乾く間もなく 祈っていると知らないのでしょうか、知っているでしょうに」
朝お会いしたHさんは仏教徒だけど、ご心配をおかけしたなと思って。
自分の為に祈るより、誰かの為に祈りをささげていたい。
誰かとまったく同じ気持ちになれないとしても
気持ちは寄り添っていたいと思ってしまう。
その気持ちは同じなのだな。
大人しく寝て、はやく良くなります。
祈ってもらえるあたしは三国一の果報者でございます。