防草砂利の話

昨日、仕事場に火災共済の方が見えた。

私は奥にいたので対応をしなかった。

ヨークシャーテリアを飼っていた方で、数年前に亡くされていた。

「いま、何頭いるんでしたっけ?」

「いまは五頭です、白い子とシニアの子が相次いで亡くなちゃって・・・」

という話から、火災共済の方が

「雑草防止の砂利ってあるでしょ?」

という話になり

「家の前の人がね、『お宅の前の庭、何年も雑草がまったく生えないね』って話になってね。娘と、え?!ってなったのよ」

確かに、数年も雑草が生えないのは本当らしい。娘さんと二人で「ひょっとしてこの雑草防止の砂利に何か入っているんじゃない?」という事になったそうだ。

そこのお庭の砂利で、ヨークシャーテリアはおトイレをしていたそうだ。まだ9歳で腎臓を悪くしたんだとか。

「ひょっとして、この砂利(の薬)が原因だったんじゃないかと思って・・・」

で、うちのシニアの子の話をしたそうだ。

除草剤、蚊取り線香、揮発性の蚊よけ・・・・

ずっと、書けなかった。

散歩をする私に良かれと思って買ってきてくれた「蚊よけ」のスプレー。

私もおトイレ係A嬢も、Tシャツにスプレーして5分もしないうちに呼吸困難になってしまったのだ。

頭が割れるように痛くなり、涙、吐き気、めまい・・・

一回でやめてしまった。

ディート DEETは第二次世界大戦中のジャングル戦の経験からアメリカ陸軍で開発された忌避剤です。湾岸戦争で使われた時は、その後、原因不明の症状で悩まされたとか。ただ、通常よりも多い量であったので、これだけのせいだとは断定できませんが。

神経中毒などが主な症状。

いつもなら、絶対に使わない。魔が差した。

蚊取り線香も、除草剤も、毎年、あれだけ気を付けていたのに。「安全」とはうたっているも、個々の反応はそれぞれだ。

「砂利」の話。こちらからした話ではない。火災共済の方がいらっしゃるのも年に一回だけ。うちのシニアが死んだのも知らない。

偶然でこんな話が出るんだろうか。

言葉がまた空から降ってくる。

何かのメッセージを携えて。

言葉は両刃の刃だ。

慰めようと思うその言葉が心をズタズタに切りつける。

亡くなったものより、生けるものを・・・

道理だ。

・・・無理なことだってこの世には存在する。