今日、明日で赤札詣でも終い。最終日まで通います。
まるでお百度参りのようだった。
その中には「二箇法要」もあってその法要にも参列。
この法要は「唄(云何唄(うんがばい))」「散華(さんげ)」の2曲を唱える、密教立(みっきょうだて)の法会のことで、真言宗では「二箇法要」という。
「二箇大法要」は川崎大師平間寺では年に5回修行があり、赤札の年の御簾のお開帳での法要は2024年5月21日のこの一回のみ。
やみくものお願いするのは図々しいから、あたしの決意みたいなものを伝えてきた。
「通うこと」自体が修行だから、並んで待っている間に「他者と接した時、問題に直面した時に、どのように対応すべきか」自分に問いかけた。
「何かを尋ねられたら、適当な事を言わずに、真摯に対応しよう」とか、「何をするにも自分の立場に置き換えて行動しよう」とか、普段から頭の片隅に置いてあること。
朝早くから、通って
暑い日中に並んで、
最終的に自分の手のひらに残ったものは、何だったんだろう。
最終的に残ったものは、自己満足、欺瞞、己惚れ、利己・・・そんなものだったんじゃなかろうか。
十年後。
あたしの傍には、何があるのだろう。
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす
散華の花ひらを見ていると、平家物語の冒頭が思い出されて仕方ない。
ドゥドゥはあたしの未来。
十年後、あたしの手のひらに集めたものがどんなものだったとしても「My Favorite Things」でありますように。