Air

アイルランドの地で客死したVodkaの最初の旦那さんはSea The Starsでした。

アイルランドの名馬、Sea The Stars。

「Londnderry Air(Danny Boy)」はアイルランドの名曲だと思います。

4月1日はVodkaの命日でした。

最近は競馬の馬の名前を冠した女の子たちが「走る」というゲームがあるらしく、変なことで検索ワードに入りたくなかったから、敢えて命日にアップしませんでした。

「言葉」「言語」というのは「存在証明」だと思うのです。横文字だと「アイデンティティ」とかいうけど。

アイルランドの人たちはもとはインド・ヨーロッパ属ケルト語派。そこに属するゲール語の一つである「言葉」を話しています。

「言葉」の迫害は「存在」の否定につながると常々思ってしまうのです。「言葉」には「言霊」があり、西欧でいう「精神(スピリット)」が存在するのですから。

消えていくVodkaには、どんな言語で話かけていたのでしょう。

それは、日本語なのか英語なのかゲール語なのか。

2019年4月1日 安楽死 享年14歳 誕生日の3日前。

どんな言語であったにせよ、

どうか、どうか、優しい言葉でありましたように。

おお いとし我が子よ

いずこに今日は眠る

いくさに疲れた体を

やすめるすべはあるか

おまえに こころを痛めて

眠れぬ夜を過ごす

老いたるこの母の胸に

おおダニーボーイ おおダニーボーイ 帰れよ

「いくさに」を「走りに」に変えても涙が止まらない。

馬は人間なんかよりも愛情の深い生き物です。