蒲公英の別名を「鼓草」と申します。
日本在来種のしろたんぽぽ。
花言葉は
あたしをさがして あたしをみつめて
朝んぽ。 るんたった。るんたった。 けるべろす じゃ ないんだよ。 あっちも みたい こっちを きき...
ひょっとして・・・と自分のブログ内を検索したら、毎年同じようなことを書いてるのでワロタ。
あたしがまだまだ学生だった頃。
友人の鳴り物の先生がとても古い大鼓(おおかわ)をお持ちでした。大鼓の胴のところに鴛鴦の蒔絵が施されている代物でした。
ある年、京都の南座での仕事の折、馴染みの人から「いい出物がある」と連絡がきたそうでございます。
そこに出向くと、そこには大鼓の胴と「同じ鴛鴦の蒔絵」が施された小鼓が。
その方は先生が同じ蒔絵の大鼓を持っているなんて知りませんでした。
「何百年もお互いで呼び合ったのでしょうね」と。
「義経千本桜」の狐忠信も両親で張られた初音の鼓で慕って静御前に付き従います。呼び合うのでしょうね。子狐が親狐を慕う姿が切ない。狐、描いたら「葛の葉」と「狐忠信」は名作だと思うわ。まじ、泣ける。
蒲公英の茎に切込みを入れて水につけると、鼓の胴のように反り返るところから「鼓草」とついたとか、鼓の音を「たん ぽん ぽん」だからついたとか、所説あるのですけどね。
蒲公英と櫻の季節。
あたしをさがして
あたしをみつけて
蒲公英のわたげに ふぅーとかけたら
とおい お空にとどくかな
藍ちゃんに あいたい