世の中「眼に視える世界」だけが「世界」ではございません。
この道。
赤い矢印の方向にはミミエル歩きますが、逆方向には歩きません。
左側はここから一山分「お墓」が連なっております。
このお堂の左に細い道があります。
この左の道は藍リンも嫌がって通りませんでした。ミミエルもうずくまって動かない道です。
その道に5メートルくらい抱きかかえて入ると、やっとこ歩き出します。
でも身体をぶるぶると振って気持ちの切り替えをしまくっております。この日はSarahぺっこもね。
やたら「お寺」の多い道ってあるじゃないですか。
あれはそれだけ行き倒れて死んだ人が多いから。
道もその人たちの上に作られていたりして。
藍リンもミミエルも感が鋭くて。
視えないものを視てるんです。
きっとこの子たちの瞳には
「出現」しているんでしょうね。
もうすぐお彼岸。
地獄の釜が開きます。
鬼が出るか、蛇が出るか。