ネーミングの勝利

あたしは稀代の「trickster(トリックスター)」はJESUS CHRIST だと思っている。

シェイクスピアの「真夏の夢」のパックも、「西遊記」の孫悟空も、「北欧神話」のロキも、みんな「trickster」キリストは別として、あたしが愛してやまない存在。

この破壊と生産、賢者と愚者・・・両面性を持ち合わす憎めない存在。

あたしが初めて聴いたマグダラのマリア。久野綾希子さんだったかなぁ。

まっ、マリアもそうだわな。聖と俗。

↑こちらはマグダラのマリアの「私はイエスがわからない」でございます。

「ジーザスクライストスーパースター」初演は鹿賀丈史のジーザス 滝田栄のユダ 市村正親のヘロデ王・・・豪華すぎる。

ずっと「私はイエスがわからない」と聴き続けております。伊藤さん素晴らしいよ。

「私はわからない どうしてあげたらいいか」

見事な歌い上げだ。

ヘロデ王の(サロメで有名なヘロデ王ね)歌も市村さんで探したけど、ピンとくるのはなかった。↓市村さんのに一番感じが似てる。元劇団四季

キリストといえば「Lacryma Christi (キリストの涙)」という名のワイン。

ナポリに伝わる伝説。

ナポリ湾の蒼い美しい海はもともと天国の一部だったというもの。青い空がルシファーによって切りとられ、天界追放の時に海に投げ込まれたという。

ナポリ湾に天界の一部をみつけたイエスのこぼれおちた涙。その落とした涙の恩恵を受けて葡萄が育つようになったという。

ネーミングの勝利だ。