にわかjogger

もともと、あたしはいい人でも、優しい人間でもないので

毒を吐かしてもらうけど。

頼むから「にわかjogger」・・・シンデクレ。

携帯のグーグル地図でも、この地域は「特殊地域」なので地図がね、載ってないのよ。

コピーした地図をみるならそれとだけ「会話」してくれ。

普段ならね、わかりやすいように説明してあげる。どこをどうやって抜ければいいのか。

ある時なんて道に迷った外人を車でバス通りまで送っていったくらい。

いまはさ、なるたけ知らない人と「会話」したくないのよ。

しかも、joggerなら「普段走っている場所」をジョギングしろ。

根岸森林公園に行きたいのなら、「墓」を抜けるな。「米軍の敷地」は入れないんだよ、まだ。誰かと会話をしたいなら電話でしろ。

ミミエルは心配性だから、ついつい「あの人大丈夫?」って顔をしてついていきそうになる。

でもね、ここは袋小路。

知らない人が入ってきて新コロナウィルスを持ってきたら、あっという間に感染が広がっちゃうんだ。

ほとんどが高齢の一人暮らしなんだ。あたしだって犬を抱えているんだよ。倒れるわけにはいかないんだよ。

頼むから、自分の趣味のために、あたしらを巻き込まんでくれ。

joggerなら普段走ってる道を走ってくれ。にわかjoggerなら走るのをやめてくれ。

マラソン大会みたいになっちゃってる。

年老りはこらえ性がないのよ、ねねちゃん。

だよね、ミミエル。