銀のさじ

中勘助や荒川宏で有名だわね。

こちらは1915年ロードのデザインによるジョージ ジェンセン(Georg Jensen)のベビースプーン。う~ん、素敵だ。やっぱりアールヌーボーって好き。素材は若干昔と違っておりますが。骨董市で漁り歩きたい。

赤ちゃんが生まれると「一生食べ物に困らないように」との祈りが込められてプレゼントします。・・・といったって、「銀のさじ」を買うてもらえるんだから十分金持ちじゃんって感じよね。

で。

シュナーズ。

藍ちゃんはスプーンでご飯を食べるのが上手でした。

お口にスプーンを持っていくと「パクっ」

お口の中で上手になめとっていました。

それを真似したのがキルルン。

最初はペロペロ、

スプーンから舐めていたのがお口の中できれいになめとるように。

ミミエル。

ミミちゃんは「もちゃもちゃもちゃ」ってご飯を小さいお口で食べる。

とてもゆっくり。かわいらしく食べる。ミミちゃんはあまりスプーンから食べるのは上手ではなかった。

手術から戻ってきた時、一口一口スプーンで食べさせた。いつもは薬は錠剤で頂くんだけど、今回は粉末で。ご飯にかけても食べなかったのでお肉にまぜてスプーンでお口に運んだらパクって食べた。ご飯を食べない・・・っていうより、今回は舌が上手く使えてなかったようで、本当は食べたいのに食べられない・・・って感じだった。

ウィちゅきーは最初から上手だった。

なので、手術してご飯を食べられなかった時、スプーンを持っていくとペロっと食べた。

起き上がれなくても、普段からスプーンで食べてるので、薬も嫌がらずペロっと食べる。

Sarahちゃんは、まったく問題なし。本当に犬か?ってレベル。藍の時もそうだったんだけど、「きちんと座ってスプーンで食べなさい」って本気で言ってしまいそうになる。

スラ太郎ちゃん。

やはり、スプーンは苦手だったんだけど、最近はものすごい上手。

うちの子たちはおやつのヨーグルトはスプーンで食べる。あ~んてお口を開けて待ってる。

野菜のポタージュとかもスプーンであげたりする。髭が汚れずに済む(←髭、ラップしろよ←むしって食べちゃうんだよ・・・)

この間、みぃちゃんと話になった。

患畜が具合が悪くなった時の食事をどうするかってこと。薬は?歯が悪くなったら?もし、歯茎に問題が出てきたら?

薬でもなんでも、健康な時に遊びながらスプーンであげてたら、いざって時に簡単に上げられる。のどの奥に詰めて入れる方法もあるけど、薬が藍の時みたいに20個とかになったら?あたしもストレスだし、藍もストレスだったに違いない。

去年のスラ太郎ちゃんのミキサー食。一日5回。食べるときは全部混ぜて、さらにお肉はみじん切り。この時はスプーンで。

食事も舌にのせてあげられれば食べられる子もいる。年を取って唾液の少ない子も、自分の舌で巻き込んで食べられない子だっている。年をとったらミキサー食になるかもしれない。シリンジでみぃちゃんみたいに普段からならしていれば、いざって時に抵抗がないし、健康な時に慣れてるから安心して飲める。

「銀のさじ」・・・ではないけど、お前たちのその時、その時にあった「銀のさじ」を用意しよう。

「いただきます」は頭上に高くかかげる意。

食は祈り。

最後の時まで、美味しく召し上がれますように