恋文

気持ちにも波があってさ。

突然、飲み込まれちゃうんだよ。

藍リン、今年はお花見自粛しなくちゃいけないんだって。

そうだよね、みんなが「自分くらい平気だろう」「もう、大丈夫だろう」って動いちゃった結果が東京47人?これがねずみ講式に増えたらとんでもない数になるんだよね。

藍リン死んじゃってからお花見どころじゃないんだけどさ。

藍リン、カステラみたいな香りがしたなぁ。

または昆布臭(笑)

世の中にお前以上に愛おしい生き物いない。

ボケちゃってても、病気でも、まだまだ一緒にいたかった。

デブリンな後ろ姿が好き。

縋りつきたくなる。

かわいくて、いとおしくて、こうばしくて、せつない。

もう、この身体も灰になっちゃった。

部分、部分の藍リンの毛、全てとってある。眉毛と髭は宝石箱にしまってあったのに泥棒に入られて、どこかにいっちゃった。宝物だったのに。

一年中、藍リンの為に西瓜を探してた。

それでも、やり足りなかった。

自分を赦してあげようって思ってるのに。

ドツボにはまると、

抜け出せない。

何見ても、藍ちゃん思い出しちゃって。

どんだけ、この世に藍ちゃん、溢れてるんだろう。

かわいいなぁ。

なんで、こんなにかわいいんだろう。

毎日が、藍への恋文。