食は祈り

考えることがあり過ぎて、暴走気味のあたしでございます。

うちのお里出身の白シュナちゃん。

食欲不振が続いていて、入院したって。

「台風」の被害が気になって、ブログにお邪魔したら「入院」の二文字が。

セカンドオピニオンの結果、病名などはちょこっと深刻らしい。病名とかは一切書いていないけど。去年、藍の点滴に通ってた時、毎朝一緒だった子は急性膵炎だった。食欲不振・・・って言ったら腎臓、肝臓の他、膵炎くらいしか思いつかない。他人事じゃない。

あたしね、藍、フランを亡くして

「シュナウザーのための薬膳」

「Céleste Bleu」フランス語で「天上の蒼」という意味。 私的には「天上の藍」。 今日は藍が生きていたら14歳...

をって思ったんだ。

巷では「生肉」のみとか、「穀物不使用」とか、偏った食事が流布している。

ドッグフードが全て悪い訳でもない。家でつくるご飯だけが全てじゃない。

メディアで流される情報が全てではない。

みんなが「お金持ち」でもないし、みんながすぐに「病院」に行けるわけでもない。

家で簡単に、自分たちの生活と同じように、何か出来ることがあるはず。

あたしみたいな「ひとり者」は「保護活動」が出来ない。「結婚」もしていないし「仕事」してるから。「出来ないのなら」って思った時、「じゃ『本当』のシュナウザーを持ってやろう」って思った。諸々あって。

その結果、「そんなことをしてもどうにもならないんだ」と実感した。「啓蒙」なんてどうにもならない。

なぜなら、「ペットショップ」に並ぶ子も、「ブリーダー」から購入する子も「育種家」から譲ってもらう子も一般的には「区別」がつかないから。

「ペットショップ」には「ブリーダー」から流された子がおり、「ブリーダー」の種雄、台雌には「育種家」の犬がおり、しまいには用済みになった子は、「保護犬サイト」に垂れ流し。

「ブリードレスキュー」・・・命を助けたいのはわかる。でも、それは「トカゲのしっぽ切り」どことどこの犬舎がつるんでるか、ご丁寧に犬につけた「名前」まで一緒。

だからといって、極端すぎて、15歳過ぎてるかもしれない老シュナの女の子にまで避妊手術をする。本当に助けたいのだったら、避妊・去勢の良しあしも考えないと本末転倒になるんじゃないのか?

あたし、ずっと目をつけてた。

保護犬サイトに載ってた写真

とある犬舎のブログに載っていた写真。

それなら・・・うちのお里出身の子たちだけでも。

あの手この手近づいてきて外に流れてしまった子。

あの手この手で近づいてくる人たち。

また、その流れてしまった「遺伝子」たち。

流れて「利用される遺伝子」たち。

もし、不幸にも幸せでないなら、辛い目にあっているなら、あたしが引き取りたい。

おうちで愛されて家族の一員で、空に溶けるその日まで、ただただ幸せに暮らしている・・・それは素敵なこと。

もし、ただ「遺伝子」をとる為にだけ使われているのなら・・・

「その犬種を愛して、その犬種の特性を理解し、その犬種の存続のために『種』を残している」のではなく。ただ「金」のためだけに、使って捨てられたのだったら。

全ての犬を・・・全てのシュナウザーを・・・そんなもの、どうやったって無理。

なら、せめて、うちのお里出身のシュナウザーだけでも、縁のある子、血が一滴でも入っているなら、その子たちだけのために、何とか出来るのならば何とかしたい。

自分は「傲慢」だと思う。

自分は「無力」だと思う。

なんとか手助けをしたいと思うけど、手が届かない。

もっと「勉強」も

もっと「経験」もしないとわからないことだらけ。

あたしは生まれてくる命の側ではなく

生きていく命

生きていこうとする命

死んでいく命

此岸の淵で踏ん張っていこうと思う。

あたしにとって食は祈りなんです。

どうか、白シュナちゃん、元気になりますように。