調と律

生き物の中にも「音」がある。

「調子」がいい時には身体が共鳴している。リズムよく。

だから「調子」が悪い時「不調」という。

だったら「調」を整えてあげればいい。

「調」が狂い始めるちょっと前。

たとえば、透明なグラスにお水をそそいで、溢れ出すか、溢れ出さないかの瞬間。

溢れ出してしまえば「病」になってしまうかもしれない。

手前で止められば「病にはならず」そのことを東洋医学では「未病」という。

「透明なグラス」は水が入っているのか、入っていないのか、案外わからない。

グラスいっぱいに入った水は瞬間「入っていないようにみえる」

西洋医学は「水が溢れ出てしまった」ところしか診ない。

東洋医学は「水が溢れだす前」を治せるものが「名医」だと説く。

立ち位置が全く違う。

生き物は「音」を持っている。

その音階を整えることを「調律」という。

あたしは、その「音」をに耳を傾けよう

あたしにしか、わからないその「音」に

自然に「音」を共鳴させて

自然と「不協和音」を奏でないように

・・・・あたしが今までやってきたことは、何一つ無駄な事ではなかったと信じて。