お遍路さん・・・・
四国のドッグショーの時に「匂い」だけ嗅いできたわ。
うちの祖母はお遍路さんに行ったけどね。
懺悔の旅やな。
金毘羅歌舞伎が調度やっててな。
あたいの大好きな「仁左衛門さん」が出演しておった。
もう、二度とあんなチャンスはなかったろうに、ほんと、惜しい事をした。
なんで、調べんかったんやろか。
はい、ドッグショーのことで頭が一杯だったからです。
ドッグショーは「ただのお客さん」だった。自分の犬になる事は決まっていたけれど、自分の犬としての出陳ではなかった。その時は楽しく見学していた。最近までまったく気にしていなかった。
ある事があって考えさせられた。それも「一期一会」なのだ。いいも悪いも
お芝居、舞台はあたいにとって「ライフワーク」だ。
ずっと見続けてきた「孝夫ちゃん」がそこにおったのに。
孝夫ちゃんは、本当だったら「仁左衛門」なんて名跡継げるはずなんてなかった。
その「仁左衛門」と「金毘羅歌舞伎」惜しいことをした。
チャンスは「一期一会」や。
ほんと、惜しいことした。
それでもね、ミミエルのおばあちゃまには会えたんだよ。
ミミエルもこんなにかわいいおばばになるのかな。逢えたのがうれしくて、いまも涙がこぼれる。もう、会える機会なんてないだろうけど。
「一期一会」を大事にしたい。そう考えると、「おばあちゃんに会いに行った」って思うと暖かい気持ちで満たされる。
ずっと、枯れてる土地しか歩いておらんわ。
茨の道ではなく、荒涼としたなんもない世界や。
光瀬龍の「百億の昼と千億の夜」や。
ドッグショーを見学に行く準備をしてた時。
ウィちゅきーが抗議の座り込み(笑)どかない。
お前たちと行けるところを探そう。
それでもな
サンチャゴ・デ・コンポステラに行くのは憧れなんじゃ。
アルゼンチンよりは近いしな。
自分に「問いかける」旅なんじゃ。
あたいは「悔しい」想いをした人の「想い」のみを共感してきた気がする。
あたいは「嬉しい」想いをした人の「想い」は共感する立場にいない。
なぜなら「辛い」「苦しい」人しか来ないからだ。
「辛く」なくなれば、自然と離れていく。人間なんてそんなもんだ。
そういう役回りの「人間」がこの世には存在する。
それは「巫女」だったり、「尼」だったり、「シスター」だったり、「占い師」だったり、「魔女」だったり、「遊女」だったり。
そんなあたしの姿を、声もかけれず、黙って見守り続ける人たちもいる。
あたしの「辛さ」に共感して。何も言葉をかけれずに。
そんな人たちだけをいつくしんでいきたい。
・・・・そんだったら、八王子の「高尾山(たかおざん)」でもいいか(笑)
シュナーズと山を登るか。
「孝夫さん(たかおさん)」と「高尾山(たかおさん)」・・・おあとがよろしいようで。