藍だよ。
病院なんて大嫌いだ。
ご飯が美味しくなくて、全部、ゲッ、しちゃったんだ。
前の日も、ゲッしちゃったんだ・・・
kassisです。
藍リン、この時期は毎年、調子を崩します。
水下痢&血便になったので、点滴を受けに病院へ。
一日様子をみてたけど、補液してもらったほうが早いという判断で。
病院って、爪切りや肛門絞り、耳掃除の患畜さんばかりではないよね。
もちろん、重篤な患畜さんもいるわけで。
↓ここからは私の壮大なる愚痴です。お目汚しでございます・・・・
・・・その日。昨日だわ。
待合室は犬飼いさんばかりで、何となく和気あいあいの待合室だったの。
ほとんど、見慣れた患畜さんのオーナーさんばかりだったし(←ここの病院9割は多頭飼いなので、連れてる患畜さんが違うだけでオーナーさんとは顔見知りということが多い)
そこへ、これまた見慣れた猫飼いのご婦人が(←ここ、ものすごく重要)
多分、猫ちゃんだけが好きなんでしょうね。
何回かお会いしたこともあるし、そのご婦人が猫ちゃん多頭飼いというのも知っているし、うちが犬多頭飼いというのも知っていたはず(←犬だから気にも留めて無かったかもしれないけど)
私の隣に猫ちゃん二匹(←この病院からもらっていった猫ちゃん二匹。昨年12月、私はこのご婦人にこの兄弟二匹のうち一匹を勧められていた)と椅子に腰をかけられた。猫ちゃんはクレートに入って足元に。
藍リンはぐったりしているし、ゲロ吐いちゃっているから、拭いても胃酸の匂いは取れないし、吐いちゃっている子の口をあけてまで歯磨きできなかった。だから、他の方に迷惑がかからないように、誰もいない壁側に向けて藍リンを抱っこしてた。
そのご婦人の足元にすごく感じのいい子で社交性のあるダックスちゃんが近寄ったの。
まず、一言。
「あ、猫なんで。あっ、わんちゃんは悪くないですよ」
・・・狭い病院の待合室。8組ほどの患畜さんがいた。
ただ、近寄っただけよ?
ダックスちゃんのオーナーさんは軽く受け流し、神対応だったわ。
でも、そこの場所に居合わせた犬飼いさんたちはその物言いにピキッとしてた。
言い方がすごい。
「今日は犬ばっかりね」
とか・・・いろいろ。
その数十分後、次、藍リンが診察室に入る番。
それまでは、そのご婦人と飼い猫ちゃんの話などしていたわけ(←犬の事などもちろんまったく触れません)
私が立ち上がろうとしたその時に
「犬って案外臭いんですね」
と、藍リンに向かって笑顔でかまされた。
はっ?いま、なんて?
周りが一瞬にして凍りついたわよ。
誰がみたって具合が悪いのわかるだろうが。周りの視線が「はっ、お前なにいっちゃってるの
?」って感じ。
「すみません、この子(藍リン)昨夜から吐いちゃってて、ごめんなさいね」
ご婦人、またしても笑顔で
「あ、吐いちゃってるんじゃね」
またしても、周りが凍りついたわよ。
次が私の番じゃなかったらケンカしてるわよ。
言葉って両刃の刃よね。イントネーションや言い方で、受け取り方て変わる。
ご本人はまったく悪気はなくておっしゃったのだろうけど、14歳になろうという犬にだって羞恥心ってあるのよ。たとえ、お耳が聞こえなくたって。
藍、むっかりだよ。
そんな翌日の今日・・・台風が来るからとお知り合いに頂き物をしたよ。
取り合えず、ご飯を炊いておけばカレーで食べれるでしょ?と。
上白糖は欲しいものがあるかと聞かれたので「上白糖」と答えたから。
80歳のご隠居のセレクトは謎。カレー粉はいつも2種類混ぜるのを知っているから。
練り物は私のおビール様のつまみか・・・
何でも、両刃の刃。
言い方には気をつけなくちゃ。いつ私がご婦人の立場になるか、わからないから。