生まれいづるものにも、死にゆくものにも

「時」というのは公平なのだな。

感じ方の違いはあるにせよ。

ここ数日で、うちのシュナーズの近しい親戚の訃報を二頭聞いた。

生まれいづるものにも、死にゆくものにも、残酷までに「時」は公平だ。

生まれいづるものには、はやく「時」が過ぎればと願い、

死にゆくものには、このまま「時」が止まってしまえと乞う。

願わくば、生まれ落ちてから、消えるその「時」まで、苦しみがありませんように。

暖かい寝床、温かいご飯。優しいことば。

春の陽光の中、花見や散歩。

夏の暑さをしのいで、朝夕の散策。

秋の実りを両頬いっぱいに、風に導かれて。

冬はま~るくなって、傍らにこの「温かい生き物」と休む。

だいすきだよ だいすきだよ だいすきだよ

おはよう おはよう おはよう

おいしいね おいしいね おいしいね

だいすき だいすき だいすき

かわいいね かわいいね かわいいね

ねえねは ここにいるよ ここにいるよ

だいじょうぶだよ だいじょうぶかな だいじょうぶ

きこえるかな きこえる? ここにいるよ

こわくないよ こわくないよ ねえねがいるからね

だいすき だいすき お前たちのあたまをなぜるからね

だいすき だいすき おぼえていてね

だいすき だいすき お前たちのほほをなぜるからね

お前たちが みえなくなっても きこえなくなっても かおりがなくなっても

ねえねのことが わからなくなってしまっても

ねえねは かならずそばにいるよ

だいすき だいすき せつない