ゆきは あたたかいだろうか

庭をぼぅとみる

雪はあたたかいだろうか

真綿でくるんでくれるように

やわらかいあたたかさがあるのだろうか

土のなかはつめたくないだろうか

雪がさらに

ちいさくなってしまったからだを

こごえさせていないだろうか

もう一度・・・触れたいと願うけど

もう一度・・・抱きしめたいと思うけど

『二度目』の『別離』に耐えられない

どうか雪よ

やさしく抱きしめてあげておくれ

どうか大地よ

あたしのかわりにまもってあげておくれ