あたしがいまお世話になってる動物病院の院長先生は「獣医とは小児科であり精神科である」という考えの持ち主。
ちょっと親父ギャグ的なところにはついていけないところもあるけど、ミエルの手術の時には「ドッグショーに出てる子だから・・・」ということを踏まえて「美容整形レベルの縫い方にしたから」と言われた。傷の治りは遅いけど、縫い目はきれいだからと。
「東大でも高度医療センターでも納得がいくまで検査をしておいで、(そこは)手術代が高いから僕がしてあげるから」と言ってくれた先生でもある。
ウィちゅきーを診てくれる先生は若い獣医さん。一昨年の12月から体調を壊されて休職されてた。最初のうちは「いつ復帰するの?」と病院の方に訊ねてたけど、多分、時間が必要なのだな・・・と思って訪ねるのは控えてた。
今日、ウィちゅきーとSarahぺっこの薬を貰いにいったら、どこかで見たような・・・その若い獣医さんが復帰されていたの!!
あたしうれしくなって泣きそうになってしまった。
藍ちゃんの時も、キールの時も、ウィちゅきーの時も、あたしみたいな「モンスターな飼い主」の相手を辛抱強くしてくれた先生だった。
「小児科であり精神科である」・・・一見頼りなさそうに見えるけど、藍が死んだ後のデータを診てくれたり、キールを東大に紹介してくれた時に食事のことなど事細かに書いて、事前にファックスを流しておいてくれたので、説明する必要がまったくなかった。
ウィちゅきーが噛みついて途方にくれてたあたしに、フランスのサプリメントを勧めてくれたのもこの先生だった。
獣医不信、人間不信に陥ってたあたしを、否定するでもなく、聞いてくれたのはこの「頼りなさそうな先生」だった。
ゆっくりでいいからよくなって欲しい。
人は嬉しくても、哀しくても涙が出ちゃう。
「獣医とは小児科であり精神科である」ってほんと素晴らしい教えだと思う。
復帰してくれてありがとう。