尊敬になるか、冒涜になるか

「ウェストサイドストーリー」がリメイクされた。

「ウェストサイドストーリー」の中から『アメリカ』

1961年度版の振り付けはジェローム・ロビンス。ABTで踊ったあと、振付家に。バランシンと共に「踊りで音楽を表現する」という手法を取った人。バランシンの死後、NYCBのバレエ・マスターに就任。

そのNYCBの常任振付家ジャスティン・ペック(34歳)が2021年度版の「ウェストサイドストーリー」を振り付けたみたい。

で、面白いな・・・と思ったのが、ロビンスの振り付けを踏まえつつ、ペック版になっているのが素晴らしい。

ロビンスはほんのちょっとしたところにも、バレエの基礎ポジションを入れていて、それがNYCBぽいと言えばぽいんだけど、さらにペックは進化してる!!!

これが、同等か超えていれば「尊敬(リスペクト)」ってことになるけど、落ちたとなると「冒涜」になっちゃうもんね。

あたしはアニタ役のリタ・モレノの『アメリカ』が大好きで。

だから、全編は観ないかもな。イメージが崩れちゃうから。

このくらいが丁度いい。