散ればこそ

散ればこそ いとど桜はめでたけれ 憂き世になにか久しかるべき

いいねぇ。

散ってなんぼのもんしょ?散っちまからこそ、いいわけよ。こんな世の中に永遠なんてあると思うかい?平安貴族の退廃ぶりがようわかるわ。

世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし

「世の中の」の業平君に対しての反歌が「散ればこそ」

伊勢物語ですわ。

世の中にさ、そもそも櫻なんてなきゃいいわけよ。無かったらこんなに心がざわつかないのにさ。簡単に訳するとこんな感じ。

櫻を想っては泣き 櫻を観ては泣き 櫻を食べては泣き・・・・

なぁ、藍リン。

櫻をみちまうと、やばいやね。

時間が止まちゃってるんだよ、あたし。