春節にして君らを想う

2001年の春節は1月24日(水)だった。

2000年から2001年へのカウントダウンをParisのシャンゼリゼ通りで大騒ぎで過ごした私は祖母への松の内の挨拶が遅れてしまった。

1月24日(水)春節の日。

横浜の中華街で叔母とランチを取って、その足で田園調布の祖母宅に向かった。

最悪だった。

松の内の挨拶に行かなかった私を祖母はよく思っていなかった。結局、大ゲンカで別れることに。それが、生きていた祖母と会った最後の日になった。

1月26日から関東は雪になり、週末に祖母の家に様子を見に行こうと思っていたのだが、母がインフルエンザで寝込んでしまっていた。車で向かう事がかなわず(祖母宅の買い物を持っていけないので)、1月27日朝だったと思う。「雪が降っているから月曜日に行くね」と電話をしたのが生きている祖母と話した最後になった。

1月29日(月)朝、祖母のご近所の方から「新聞受けに新聞が入ったままなんだけど」と連絡を受けた。

祖母は寒い中、一人で逝ってしまった。

私が祖母孝行を何一つ出来ないまま。幼い頃、私を預かって育ててくれた「母」とも呼べる人を一人で死なせてしまった。

現在の「私のおばあちゃまたち」の若かりし頃。

お写真はお里からお借りしました。

ひいおばあちゃま。

私は人間のおばあちゃまにはもう何をする事も出来ない。

手向けの花を供え、線香をあげるくらいしか出来ない。

うちの子のおばあちゃまたちにはドッグショーで挨拶をさせて頂いた。

あなた方、おばあちゃまたちが存在しなかったら、うちのシュナーズは誰一人存在しないのです。

どうか、どうか、パートナーさんの元でいつまでも元気でいてください。

これから、ずっと「春節」を迎える度に、祖母を思い出すように、あなた方おばあちゃまを想い祈りをささげるでしょう。

遠い空から、あなた方おばあちゃまの幸せを願いましょう。

人も犬も変わりません。

私の大好きなおばあちゃまのお茶目なショット。

うん、かわいい。ウィちゅきーそっくり。

おやつを贈ることくらいしか出来ないなぁ。

今年、2019年の春節は2月5日。「同發」のチャーシュープレゼントするかな。