昔、「34丁目の奇跡」って映画があったのよ。
クリスマスの映画よ。
そんなことを彷彿させるお話。
ロサンゼルス郡に住むマデリーンちゃんという6歳の女の子。ユニコーンが大好きで大好きで。それで見つけたら飼ってもいいか?と動物管理局にお手紙を書いたの。
「しんあいなるロサンゼルスさま
もし、ユニコーンをみつけることができたら、わたしに家のうらにわでユニコーンをかってもいいですか。
どうか、きょかください。おへんじの、おてがみ、まってます マデリーンより」
これに対して動物管理局がなんと
「ユニコーン飼育許可証」を出したの!!!
そして、そこにはユニコーンを飼育する条件があったの。それがまるでファンタジー!!!
『ユニコーンは定期的に「日光と月光と虹」に触れさせ、週に1回はスイカを食べさせて、角は「少なくとも月に1回、柔らかい布で」磨く必要がある。また、「ユニコーンに使うキラキラは、ユニコーンの健康を守るため、毒性がなく、生物分解されるものでなければならない」とした』
すごい素敵じゃない?
ロサンゼルス動物管理局は『動物に愛情のある家を与えたいと考える若い人たちのお便りを受け取ることは、私たちにとってはとてもうれしいこと』
ただ『ユニコーンを発見することは極めて難しい』だから、『それまでこの子をかわいがってね』とユニコーンのぬいぐるみを「ユニコーン飼育許可証」と一緒にプレゼントしたの。
ユニコーンは穢れなき乙女の前でのみひざまづく。
きっとマデリーンちゃんはユニコーンに会える。
クリスマスだもん、そんな奇跡があったっていいじゃない?