いまの物差しで、むかしを図ることはできない。
背景、常識、色々あるのだから。
昨日、お里の姉やんと話していて
「あぁ・・・こりゃかなわないわ」
って思ったことがあった。
数年後にミニチュアシュナウザーのスタンダートと呼ばれるものが変わってしまう。他のいくつかの犬種も。
これは、時代の流れ、愛護のこと、他の云々あってのことだからそれは仕方のないことだと思う。興味ある人はあるだろうし、無い人はないだろう。
お里が「創って」きた「世界」が根本から覆ってしまう。
「土台」の基礎が数年後には変わってしまうから。
あたしが驚愕したのは、お里が「創って」きた「世界(作出した犬)」が根本から変わってしまうというのに、今から数十年後の「新たな世界(作出する犬)」のことを「創造」できること。
それは、思いもつきもしない方向の話だった。そしてお里らしさも「作出」してしまうのだろう、残された時間があるのなら。
常識では考えられない「直観」と「想像力」
勿論、理屈や経験もあるのだろうけど「センス」としかいいようがない。
遺伝病のことなど考えたら、2歳以上にならないと交配は出来ないだろう。
バラの改良などは五代先まで見てからでないと、商品として出されない。
遺伝のことなど考えたら犬だって結果は五代先のことだろう。
どんなに早くても10年。
10年経たないと「新しい世界(作出)」は見られない。
いまの物差しで、むかしを図ることはできない。
むかしなのに、もう何年も先を見据えていたし、
これから、何年も先も見据えている。