秋だから気分的に「シャンソン」を聴きたくなって。
歌が上手いってね、ただ「肺活量」や「楽譜通りに歌えばいい」ってもんじゃくて、「聴く側に聴く余白」を残しておかなくてはいけないの。
あたし、好きじなゃいんだよね、この人。ただ、旦那が死んでから変わった。
好きじゃないけど、上手いねぇ・・・
シャンソンだよね。囁きでいいの。実力があるから余白で聴かせられちゃうの。
ただ声を張り上げるのが上手いって勘違いしてる輩もいるけどね。
そういうのは自然淘汰されちゃうね。
余白が必要、それが芸術。
完璧なものはね、人の記憶には残らない。
「たかが恋なんて 忘れればいい」 歌詞の冒頭。
「恋」にところを置き換えてみる。
「たかが母なんて」
「たかが犬なんて」
「たかが猫なんて」
号泣でございます。