三年おきの「世界バレエフェスティバル」が開催される。
こんなコロナの中、行く気にもなれず、チケットは取らなかった。
三年前の夏。
バレエフェスティバルの最終日。二週間全てが「ガラ公演」なのに、そのさらに最終の「特別ガラ公演」
その「特別ガラ公演」の朝、藍は死んでしまった。結局、AプロBプロガラ・・・どれも行かなかった。藍と一秒でも離れたくなかった。
今年行かなかったら10代の頃から30年以上も見続けてきたフェスに6年も観に行かないんだ。
そんなことをつらつら考えてたら、パリ・オペラ座の「enfant terrible(恐るべき子供)」と呼ばれてたパトリック・デュポンが三月に61歳で亡くなっていたことを知った。
元パリ・オペラ座のエトワール(星)は本当の「星」になってしまわれた。
ベジャール振り付けの「サロメ」はとても衝撃的で。デュポンといえば代表作が「サロメ」なんじゃ。
どこを探しても「サロメ」はみあたらなくて、同じベジャールの「ボレロ」を見つけたので貼ってみた。
それよりも、衝撃的だったのは誰からもデュポンの訃報を聞かなかったこと。
その場所から離れてしまうと、情報はこないものなのだわね。
わびしい。