生きようとした力

たらたら、去年の自分のブログ読んでた。

出来事はさっき起きたように思える。

やっぱり、Whiskyが藍の側にいる。タオルケットがあるから・・・ていうのもあるんだろうけど、Whisky、Kir、Slashの誰かが必ず藍の側にいてくれた。

本当は、ご飯も食べず、買い物にも行かず、眠らず、ずっとずっと藍の側にいたかった。

でも、そういうわけもいかず、最低限の事だけしてた。

その一週間後。この辺りから加速していった。運悪く台風も来たりして最悪だった。

祟られてもいた。

「気のせいだ」とか「考えすぎだ」とか「追い払えばいいじゃないか」とか。人に「占い」をしてあげると「信じる」くせに、自分が認めたくないことは「気のせいだ」でかたずける。

ここでも、「ダブルバインド」だ。

その電話がかかってくると、藍は傍らにきて「やめろ、やめろ」と言わんばかりに手でちょいちょいしてた。藍はそういうところがあった。今はサラちゃんがそれをやる。不思議なもんだ。

Kirの精神状態もおかしくなっていった。藍が亡くなったあと、肝臓は徐々に悪化。

大げさではなくずっと寝たきり。まだ3歳だったのに。

年末には東大の動物高度医療センターにまで行って精密検査を受けることになった。

結果は一日掛かって「何も異常なし」

家庭医たちも喜ばしいことながら「?」状態だった。

様子をずっとみてたSlash。

何が起きているのかわからないけれど、藍に何かが起きているのはわかっている。

寝ているようで寝ていない。Slashは「食客」のようなポジションだったけれど、いま写真を見返すとすでに「群れ」の一員。もう、寄る辺ない顔もしていない。

明け方、藍がやっと寝始めた頃、Kirも寝始めた。

台風の中、トイレにいってびしょ濡れだったのが渇いている。

ほんとうにほんとうにちっちゃいKir。

いつも藍の側にいて、藍にべったりだった。

藍はそんな大きい子では(本当は)なかったんだけど、ふくよかだったからKirは安心してたんだろう。

Kirの為にミミエルが来たようなものだけど、「断耳した子」と「耳あり」では形が違うせいなのか、ちょっと距離があるような気がする。外に行けば群れなので仲はいいけど、家ではKirだけがちょっと違うポジションにいる。

・・・私自身が自暴自棄になっちゃいけないのよね。

藍の姿をブログでみてたら、泣けてきた。

「生きようとする力」すごいね。「生きよう」としてくれてた。私の為に。

置いて行けないって。辛いなぁ。辛いよ。

〇〇スターの先生も〇〇ーナの先生も「この子は生きようとしている」と言ってくれた。

私はだめだなぁ。

見返りなんて求めたことないのに、偶然、今日、雑誌の占いを読んじゃったら「困っている人を見返り無しで助けてあげて下さい、ゆとりあるいい運気です。幸せを分け合いましょう」だって

ただでさえ、ギリギリなのに、これ以上、追い込むのかって(笑)

「大丈夫?」と聞かれたら

「大丈夫」と答える、大丈夫じゃないから。

「大丈夫じゃないんでしょ」と言われたら、

「うん」と答える。

まだ、ねえねに出来ることってある?藍?

また、人の為なのかな。KirやWhiskyの為なら頑張れそうだな。

藍に会いたいな。

会って抱きしめたい。