端午の節句

端午の節句ざんす。昨日、柏餅を買いに和菓子屋さんへ。

「粽」は要予約。

端午の節句・・・というと、あたいの頭は

端午の節句→屈原入水→一休宗純二十歳、屈原をまねて入水未遂・・・となってしまう・・・腐ってるわ。

昔、楚の屈原が自分の主君である懐王に「秦の張儀に踊らされているのです」と命がけで懐王を諫めたのだけれど、聞いてもらうこと叶わず、世を儚んで入水してしまった。

屈原の死を哀れんだ民達は供養の為に汨羅江にちまきを投げ込んだ。そうすれば、屈原の亡骸は魚に食べられずに済むだろうと。

そうしたら、屈原が化けて出て「ここには蛟龍が住んいる。投げ入れられたちまきは全て、その龍たちが食べてしまう。厄除け楝樹の葉に包み五色の糸で巻けば、龍は食べることができないだろう」って言ったらしいの。

あら、あら、うちの龍たちかしら?

Wikipediaから

2019年 沖縄の那覇ハーリー(爬竜)は5月3日~5月5日

龍船競漕(ドラゴンボート)とも。

「濁世に生きるよりも、魚の腹中に葬られたほうが潔い」と汨羅江に身を投げた屈原。屈原の亡骸が魚たちに傷つけられないようにと、太鼓やどらで魚を追い払っていたと。残念ながら屈原の亡骸を見つからなかったのだけど。どんな気持ちで亡骸を探してまわったのでしょうね。それが5月5日。

どんなに、屈原は民達に尊敬されてたのだろう。死してもなお、ちまきを投げ入れる事で亡骸を守ろうとしたのだから。

これが、端午の節句の「粽」と「ドラゴンボート」の始まり。

變白而為黒兮  白いを黒いと言い変えて
倒上以為下   上のものを下に突き落とす
鳳皇在笯兮   鳳凰は籠に押し込めれてしまい
雞雉翔舞    鶏や家鴨ばかりが飛び舞っている
『史記』「屈原賈生列傳」より

いつの時代もこんなことばかり。

昔、覚えたことで頭が一杯だから、新しいことが覚えられないんだな、あたし(笑)