南無、南無

うちのミミエル。

とっても、挨拶好き。

ご近所の方がお寺の前で、お地蔵さまにお水をかけていた。

すかさず、ご挨拶。

「あら、あなたも南無、南無するの?」

ミエル、右側に小首をかしげて

「あら、話していることわかっているのね(笑)」

さらに、左に大きく小首をかしげて。

ミミエルの小首をかしげるポーズは、とってもかわいい。

インスタにのせたいくらい。

・・・実はあたしは、ミミエルに厳しいところがある。

ずっと、疑問だった。

「あたし、なんでこんなにミミエルに厳しいんだろう」って。

あたしの中で「Miel」だけが、「ショードック」だったんだ。

たった一頭の。

出陳されたことも、一度もないんだけど。

ずっと、心の中で澱になっている。

あたしの「ショードッグ」

あたしだけの「ショードック」

・・・お地蔵さまの前で「南無、南無」するミミエル。

ミミエル、あたしはお前とどこに向かえばいいのだろう。

せめて

お前のおばあちゃまみたいに、綺麗にしてあげられたら・・・

と思って、努力はしているんだよ。

「下手の考え、休むに似たり」

・・・プロに頼んじゃえばいいんだよね。

Slashのママ、ミミエルのグランマ↑お里からお借りしました。

お前は、あたしとずっと一緒にいたいだけ。

お前は「ショードック」ではなくて

あたしと「一緒にいたい」って理由だけで

死にもの狂いであたしの所へやってきた子。なのに、

・・・人間の欲って愚かだ。

お前を譲って頂いた時「アジリティをするには、まだ、骨がしっかりしていない」と病院で言われた。胸の骨が薄いと。早期発見は得意な先生だった。

お前がなぜ「土を食べるのか」ってことも、主治医の老ドクターが「ミネラル不足からくるもの」と教えてくれた。何気ない日常会話からだったからだけど。

だから、たくさん外に出して、一杯遊んで、ミネラルもたくさん取らせた。骨も筋肉も申し分ないよ。「歯」だけが心残りだけど。

そうしたら、今度は、あたしの脚が「骨壊死」だって。

走らなくちゃならないのにね。

お前とどう付き合っていけばいいんだろう。

南無、南無・・・南無、南無

頭を冷やして、心を静めよう。