命をあげよう

言わずと知れたミュージカル「ミス・サイゴン」のキムのナンバー。

訳は岩谷時子。この方の訳じゃなかったら私は日本初演の時には観に行かなかったろう。

市村正親は観たかったから、初演じゃなくて行ったかもしれないが。

で、↓キムのナンバー 「命をあげよう」

舞台だと上手い下手関係なく、場を虜にする力が必要だと思う。

その点だと、本田美奈子は違っていたかな。ソニンも意外に上手で驚いたけど。

うちのシュナーズのおトイレ係A嬢。

発達障害がございます。昔でいうところの「自閉症」。

外界との接点はまったくございません。

親、親戚、いますよ。世間でいう立派なおじい様、おばあ様が。

離婚していますが、両親もいますよ。とても子供思いという看板を持った母親が。

・・・だけど、誰も関心を持っておりません。生きていても、死んでいても、最初からそんな子はいなかったと。世の中にはそういう子供が哀しいながら存在します。

・・・なので、「感情」を持っていません。

そんな子が突如として言い出しました。

「私の命を藍ちゃんにわけてあげれたら」と。

「私が死んでもだれも悲しまない、私は誰からも必要とされていない、藍ちゃんに何かあったら・・・」

何が何でも死にたくないと言っていた子です。

藍はとっても不思議な子で、叔父の住んでた場所でも、私の住居でも、私の仕事場周辺でも、声を掛けられます。知らない人には「どうしたの?」と、知っている人には「藍ちゃん」と。間違っても藍は愛想のいい犬ではありません。

うちのおトイレ係は・・・チェーンソーで藍を殺したいと言ってた子です。

それが、いまでは藍が世界の全てなのです。藍のいなくなった世界に存在している必要があるのでしょうか。

勿論、他のシュナーズのおトイレ係でもあるのだから、生きなくてはなりません。

でもね、そういうことを超越してしまう事があるのです。

人間は弱いです。すぐに折れるし、死にたいとほざく。でも、必要とされている人間は強いです。それは、年齢、性別関係はない。どれだけ、そのものと絆が強いかだけなのです。

おトイレ係は6シュナに必要とされている。それだけで十分なんじゃ。生きるには十分な理由だと思います。

藍はすごいね、人間を4人も救っている。そんな犬いないよ。

本田美奈子版 「命をあげよう」

藍は腹水が少したまってきたと診断されました。

でも、抜くほどではありません。

・・・藍になんでもあげるよ。何も望まないのは知っているけど。

私も頑張る。

オリジナルキャスト レア サロンガ

彼女の「エビータ」大好き。

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