眠れない

気、神経が高ぶって眠れない。

意識を失って、ストンってなることはあるけど、命日が近づくと眠れない。

獣医の無神経な「一言」

未だに苦しめられてる。

事あるごとにその言葉が蘇って、

私の心を苛む。

限りある「命」

そんなの、百も承知。

獣医という仕事が、

毎日「死」と背中合わせなのも、

そこからくる「奢り」「慣れ」なのも

想像に難くない。

「死の受容過程」とは人それぞれだ。

だから、私の感情を押し付ける気もない。

死ぬとは考えてなかったからの「一言」かもしれない。

私の感情の中で、いまだにその「一言の意味」と取引をする。

「死の受容過程」を行きつ戻りつする。

何年経とうが、受け入れられない。

この「感情」が「怒り」なのか「絶望」なのか「哀しみ」なのか

いまだに暗闇の中で「光」がみえない。

藍は私の光。

藍は私の命そのもの。

藍は私の言葉。

藍は「私の心のやわらかいところ」

藍にあいたい。