暑さ寒さも彼岸まで

本日は彼岸の入りでございますね。

若い方は彼岸なんて関係がないんだろうなぁ。

ドライっていうか。

今日は父方の祖母の命日なんざす。

毎日、母の書いた過去帳をめくっている。

母が死んでから悪筆のあたしは過去帳に書けない。

この過去帳は亡くなった叔父のもので藍が来たときに一緒に持ってきた。

この「叔父所有」だった過去帳は、両胸を癌にむしばまれ、両腕がままならないそんな中、母が頼まれて書いたものだった(叔父には癌だと知らせていなかった)

母の字はもっと、もっと美しかった。

今年初めて母が植えた櫻が咲いた。(↑これは庭の櫻ではありません)

生きてみることはかなわなかったけど。

櫻の咲く季節はいろいろ思い出されてつらい。

この歳になると、死んでいく話しかないしね。

藍ちゃんももういない。

人の命日も、犬の命日も、まったく関係がない方もいるからなぁ。

あたしはダメだ。

人に押し付ける気もないけど、あたしの気持ちを逆なでしたり、土足で踏み込むような言動だけはしてほしくはないけどね。

たまには、オカン、藍ちゃん、足音だけでもいいから

出てきておくれ。