・・・とある病気

「責任」・・・なすべき勤めとして自身に引き受けなければならないもの

とある病気がある。

Springer Rage Syndrome(スプリンガー・レイジ・シンドロームー突発性激怒症候群ー)

大人しかった犬が突然激しい攻撃性を示す先天性の脳疾患。脳の疾病でもあり、てんかん発作の一種とも。

国内でも専門書も事例もほとんどない。

海外の情報、または、経験者からの情報しかない。

この疾病になった場合、抗てんかん薬で常に「ぼぅーとさせておく」か、症状が悪化していった場合、「安楽死」の二つしか選択がないという。現在もただ「噛む」というだけで「安楽死」させられる子がたくさんいるのだろう。実際のこの病名を知らないのだから。

いくら説明しても、わかってもらえなかった。実際に誰も見たことがないのだから。

「神経質になり過ぎだ」

「甘やかすから犬に舐められるんだ」

「人間のほうが偉いんだと殴ってやればいい」etc etc

ウィちゅきー。

私のかわいい、かわいいウィちゅきー。

私も忘れてたんだよ。私が最初にこの病名をあげてたことを。うちのシュナーズおトイレ係がその事を指摘してくれた。以前から私が話してたと。

どうして、そういう疾病が発症するかわからない。

脳内のセロトニン(←脳内刺激伝達物質)の低下が強い攻撃性につながるという研究結果も出ているらしい。

セロトニンと関係するなら、Whiskyが「腸閉塞」になった事と関係があるのかもしれない。「腸」を動かすのもセロトニン。漢方的には「脳」と「腸」に同じ神経細胞が分布している事がわかっているからだ。(確かに、床を舐め続けるという異常行動もあるのだけど)

だとしたら、「腸」を潤滑に働かす事が出来るのなら、Whiskyの状態も良くなるのではないか。

脳のダメージを抑えるために「薬」を使う。これも、犬種ごとに「薬」のリスクが変わってくる。どの犬種も同じではないし、個々によっても違う。

ずっと使い続ければ「肝臓」に負担がくる。

新月を過ぎて、安心してた、今日の朝方、様子がおかしくなった。「薬」を半分に減らし始めたところだった。眼振が出始めた。これは他の病気。リンクしている。

・・・死に向かう藍を抱えていた2日間。

こんなに藍が苦しむなら、もう、いますぐ、死んでほしい。いやだ、私を置いて行かないで・・・

相反する感情が押し寄せてきた。これは実際味わったものでは無ければわからない感情。一生かけてもわからない人たちが存在するのも本当の話。

もし、Whiskyが耐えられないような発作が起きた時、もう、手に負えないような攻撃性が出た時、その時、私は選べるんだろうか。どうしても選ばなければならないのなら・・・誰の手も借りたくない。

・・・そんな日がこないように、今日も勉強して、Whiskyの為に日夜闘おう。

それが私の「責任」なのだから。

雪が降っちゃったね、ウィちゅきー。

私のところに来てくれてありがとう。私はずっと手を離さないからね。

参考にさせて頂きました↓