金蘭の交わり

「金蘭の交わり」ってきれいな言葉だな・・・と思ってた。

易経の言葉だけど。

「こころをひとつにした友の語らいは蘭の香りのように馥郁としている」

夜、シュナーズと散歩をしていると、金木犀の香りがしてくる。

オシロイバナもふと香ってくる。

あたしが立ち止まってると、振り返ってどうしたの?という顔をする。

散歩はね、お前たちとも語らいだね。

歩く足音は言葉のよう。

言葉の残り香。

何とも切ない。