詰めが甘かった

「お母さん、詰めが甘かった・・・」

うちのおかんが死ぬ何日か前に言った言葉。

両胸乳がん。最後は肝臓転移。

手術した時は元気だったからね、気力もあったし。

舐めてかかってたところもあったんだと思う。

癌も「最初が肝心」

潰せるときに潰さないと。

母の死で学んだ一番重要なこと。

キルキルキルっぴが寝ているのみているだけで幸せになる。

気持ちよさそうに寝息を立ててるだけで。

何日か寒かったから冷蔵庫効きすぎて、凍っちゃった鶉の卵(ルイベ?違うって)

凍ったってだけで大笑い。そんなことすら楽しくて。

「盗撮♡」と言ってラインで送ってくる自分の大好きなものたちの日常。

友人と共感できる幸せ。

・・・寝息をみているだけで幸せになれるとか。

・・・凍ってるだけで大笑い出来るとか。

・・・風邪ひかないでよ~(笑)と心配出来る人間関係(ごめんね載せちゃった)

そういう関係はありますか?

こういう時、普段の人間関係、動物との関係がはっきりしてくる。

凍った卵のご飯すら、この子たちにはご馳走。

あちゃ、冷たい?うん?

そんな表情すらも宝物。

寝ぼけた猫に噛まれた。

そんなことすら、微笑ましくて、笑いあえる人間関係。

昨夜、お友達に話したこと。

「今からでも全ての人がおうちにきっちり2週間いたら、4週間後には新コロナウィルスに新しくかかる人はいなくなる」

「全ての人が仕事を休んでしまったら確かに社会は回らなくなる。どうしても、出かけなくてはならないなら、お昼を外で食べるのをやめてみたら?」

「家に戻ったら今まで通り、服は玄関で全て着替えて、なるべく老いた両親との接触はしない」

自分が感染源になってしまうということ。

発症していなくても、ウィルスを持ってる可能性があるということ。

自分の行動一つが、自分の大事なものの「命」の危険にさらしてしまうということ。

自分になにかあったら、凍った卵を食べて

「なんじゃこりゃ?」

っていう表情をする暖かい生き物の小さな幸せを破壊してしまうということ。

母の言葉

「お母さん、詰めが甘かった・・・」

これからも可能な限り「強化自粛」していきます。

2週間頑張ろうよ。長い人生の中の2週間だよ?我慢できるよ。3分に一人が新コロナで死んでるんだよ?

「stayhome」なんじゃそれ?ここは日本だよ?「家にいなさい」でいいじゃない。

それに「home」じゃない人だって多いんだよ。「house」でしかない人も。

新コロナなんて糞くらえ!