我が唯一の望み

kassisです。

ふと、想い出した事があって。

Parisにあるクリュニー中世美術館所蔵の『貴婦人と一角獣』

「我が唯一の望み」と題されたタペストリー。

「一角獣(ユニコーン)」と「貴婦人(乙女)」を題材にしている6枚のタペストリーの1枚なんだけど。

竜の一種である「麒麟」と「一角獣」って印象が似てると私は思うわけ。姿は全然違うけどね。

「一角獣」の捕まえ方というのが、すごいというか、えげつないというか、森の中に乙女を一人きりにして、「一角獣」を誘き出すという。

乙女なら「一角獣」は跪いて首を乙女の膝に垂れるとか。その瞬間「一角獣」を捕えるらしい。もし、真の乙女でなかった場合、「一角獣」によって八つ裂きにされてしまう。

膝の首を垂れているのをみて、想い出しちゃったわけです。

(↑駐車場で車待ちのwhisky殿。車に乗りたくて座り込んでしまった、そのうち寝始めた)

我が唯一の望み・・・「愛」とか「理解」の事ではないかと言われてるけど、実際は謎に包まれている。

Parisにもしばらく行ってないけど、この子たちを置いてまで行きたいとは思わない。

この子たちの世界の全ては「私」なのだから。