月夜に遠吠え。
一番上手なのはミエル。
あたし?
そう、あなた。
私が車から降りたりすると
遠吠えが始まる。
とにもかくにも、傍らにいたい。私に届くように遠吠えをする。
いまはお二階だけど。それはそれは悲痛な声で遠吠えをする。
その声を聴いていると狼王ロボを思い出す。
『シートン動物記よりー狼王ロボー』
妻ブランカを助けるために一匹でやってきて生け捕りにされたロボ。
妻がもう殺されていると理解すると、与えられた食事を一切取らず死んでいった。
その前にロボと人間社会との関係があるのですけどね。家畜を襲ったのは確かに狼でしょうけど、狼のいた土地に住み着いたのは人間なのよね。
「北欧神話」に出てくる、トリックスター「ロキ」の長男のFenrisúlfr(フェンリル狼)。「ロキ」の子供は三人いて長男Fenrisúlfr 次男Jörmungandr(ヨルムンガンド)という毒蛇 長女Hel(老衰、死者の国の女神)
フェンリル狼はラグナロクの時に、最高神であるオーディーンと戦い、彼を飲み込んで、ジ・エンド。まっその前に「不吉」とされたフェンリル狼に対しての扱いがひどかったですからねぇ・・・・地下においやったり、鎖で繋いだり・・・・まっ、キレますよね。真っ先に向かったのが憎っくき「オーディーン」
うちのミエルちゃんも、害なすものには一直線で突っ走る(笑)
うちのフェンリル狼ちゃんによってうちの平和は保たれております。