初めて会った

本日はSarahぺっこのドッグドッグの予定だった。

待つこと2時間40分。手術が入ちゃってたのだ。

朝ごはん抜きの可愛いそうなSarahぺっこ。ずっと先生待ち。

待合室でうつらうつら待っていたら、何となく似たような話が聞こえてきた。

「うちの前の犬。ほんと半端なく狂暴だったので、ブリタニ―スパニエルって言うんですけど・・・」

ここで、もうしわけないけど話に入らせてもらっちゃいました。

「うちもレイジですよ、シュナウザーですけど」

半年で発症したらしい。行動としたらウィちゅきーとまるきり一緒(涙)

歯は噛んだ被害が少なくなるように、抜くと言われたけれど、かわいそうで歯を削るだけにしてもらったらしい。

死ぬまで女性ホルモンの投与と「癲癇発作」は続いたとのこと。

発症した時に、すぐにブリーダーに連絡するも「あぁ、出ちゃいましたか」とだけだったこと。半分以上はレイジであると言われたこと。

ドッグトレーナーに「甘やかすからそういうことになるんだ」と言われて、口から泡を吹きだすまで愛犬の首を絞められて怒鳴られたこと。

あたしと同じように「安楽死」を勧められたこと。

誰に話しても「飼い主が悪い、気のせいだ、甘やかすからだ、気にしすぎだ」または、どんなに真剣に話しても「よくある話だ」で片づけられたこと。また「なんとかなるよ」とちゃかされたこと。

抱っこして泣き明かそうにも、いつ噛みつかれるかわからない(笑)って二人で大笑いになった。どんだけ泣き明かしたろうって。

瞳孔が絞られ、その瞬間にはもう噛まれる。お腹や胸をかばうために腕を差し出すしかない(笑)とか、体験者でしかわからない内容で、まわりの飼い主さんたちが、どんどん引いてっった。みたことないでしょ、本当にあるんですよ、こういう症候群が。

「動画ではupされてるけど、初めてレイジを飼ってる方にお会いしました」

「あたしもですよ」

そのブリタニ―スパニエルはもう亡くなったらしいけど、死ぬまでその症候群は無くらなかったらしい。弟さんは噛まれ方があまりに酷くて救急車で運ばれて点滴を受けたって。

二度噛み、三度噛み、追っかけて行って馬乗りで噛むなんてほんと当たり前だったから「わかります」って二人で大笑いになった。

あたしは、ここ数年レイジからくる突発的なかみつきは味わってない。ジルケーンを一日切らしただけでヤバくなったことは一回だけある。

一生付き合わなければならない障害。

「安楽死なんて選べなかった」

あたしも一生つきあっていくよ。どうにもならなくなったら自分で始末をつけるって決めている。

そうならないように頑張るけどさ。

あたしだけが苦しいんじゃない。

あたしだけが苦しんでいるんじゃない。

神様、ありがとうございます。

あの人に会わせてくれて。

神様、ありがとうございます。

あたしにウィちゅきーを任せてくれて。

ウィちゅきーは今日も発作(17時20分)が出てしまったけど、元気に過ごしています。