聞香、香りを聞く。嗅ぐのではなくて「聞く」
中国茶器に聞香杯というのがあって、言葉の通りお茶の香りを聞くためだけの茶器。
右端の青い茶器が聞香杯
本日のお三時は台湾風。ドライフルーツのチョイスは三つまでと習った。
冬に漬け込んだ柚子入り干し柿 クコの実 桂皮林檎
で、漢方には聞診というのがあって、聴覚、嗅覚を活用して行う診察方法。
・・・こと細かに私の覚書が。
臊(あぶらくさい)=肝と関係する
焦(こげくさい)=心と関係する、実際には五行論的に火が燃えた後の臭いとする。
香(かんばしい)=脾と関係する、いい臭いではなく五味とも関係。甘い臭いを指すと考える。
睲(なまぐさい)=肺と関係する、文字通り生臭いとも考えられるが、肺=金であり、金属臭的なものと想像出来る。
腐(くされやすい)=腎と関係する、腎は水と関係があるので腐りやすい状態と関連させたものと考える。
↑上のに西洋医学の匂いの成分を当てはめていくともっとわかりやすい。
ここで見落としていたのは「焦げくさい」
この存在すら忘れておりましたよ、あたしゃ。
うざらがられても、シュナーズの香りを聞き続けようと思います。
暑そう・・・・