富山県の富山城址公園でサギの大量死があったんだって。
記事を読んでたら、どうやらサギの幼鳥と親鳥の区別がつかなくて、もう成鳥だと思って巣のあるマツの木を6本伐採してしまったらしい。
亡くなったのは、自分でまだ十分に飛ぶことの出来ない幼鳥。
外敵から守る術もない。自分で餌を採ることも出来ない。すみかもない。
命を落としたその数、107羽。
「他の場所へ離散すると考えたが、野生生物への配慮を欠いた対応だった」と謝罪したそうだ。
見た目には十分成鳥かもしれないけど、大きさだけで、まだ十分に育ってない幼鳥のすみかを奪うなんて。鳥獣保護管理法はどこにいってしまったの?「ひな」の区別がつかなかったから?見た目でわからなかったとか、嘯く小児愛性者と同じじゃんか。
トリが嫌いな人も、苦手な人もいるだろう。
だけどね、ヒトだけがこの地球で生きているわけではない。
嫌なものを排除すればそれでいいのだろうか。
嫌なものを見なければそれでいいのだろうか。
嫌なものを他者に押しつければいいのだろうか。
嫌なものをどこかへ追いやればいいのだろうか。
専門家に相談してから、やればよかったんじゃないのか?
バタバタ落鳥している幼鳥をみて、子供はどう思うのだろうか。
親は子供になんて説明するのだろうか。
法律なんて、気にする人間にしか効力がないんだ。
これは近い将来の年寄りの姿。
これは近い将来の子供の姿。
これは近い将来の私たちの姿。