地球で生きてるのはヒトだけじゃない

富山県の富山城址公園でサギの大量死があったんだって。

記事を読んでたら、どうやらサギの幼鳥と親鳥の区別がつかなくて、もう成鳥だと思って巣のあるマツの木を6本伐採してしまったらしい。

【NHK】富山市中心部の公園で先月下旬以降、100羽余りのサギが死んでいるのが確認され、市はサギの住みかとなっていたマツの木を伐採…

亡くなったのは、自分でまだ十分に飛ぶことの出来ない幼鳥。

外敵から守る術もない。自分で餌を採ることも出来ない。すみかもない。

命を落としたその数、107羽。

「他の場所へ離散すると考えたが、野生生物への配慮を欠いた対応だった」と謝罪したそうだ。

見た目には十分成鳥かもしれないけど、大きさだけで、まだ十分に育ってない幼鳥のすみかを奪うなんて。鳥獣保護管理法はどこにいってしまったの?「ひな」の区別がつかなかったから?見た目でわからなかったとか、嘯く小児愛性者と同じじゃんか。

トリが嫌いな人も、苦手な人もいるだろう。

だけどね、ヒトだけがこの地球で生きているわけではない。

嫌なものを排除すればそれでいいのだろうか。

嫌なものを見なければそれでいいのだろうか。

嫌なものを他者に押しつければいいのだろうか。

嫌なものをどこかへ追いやればいいのだろうか。

専門家に相談してから、やればよかったんじゃないのか?

バタバタ落鳥している幼鳥をみて、子供はどう思うのだろうか。

親は子供になんて説明するのだろうか。

法律なんて、気にする人間にしか効力がないんだ。

これは近い将来の年寄りの姿。

これは近い将来の子供の姿。

これは近い将来の私たちの姿。